‘ISLE OF NOISES’ – WELLER FEATURED IN NEW BOOK

(2013年9月28日)

英国でミュージシャン達の作曲秘話を集めた本「Isle of Noises」が出版されることになり、
ポール・ウェラーのことも収められています。

その収録の番外編がイギリスのGurdian誌のWebサイトに無料公開されているので、
インタビューを訳しました↓

太字=インタビュアー

『ダウン・イン・ザ・チューブ・ステーション・アット・ミッドナイト』は、ソングライターとしての、あなたの繊細な部分と深い洞察力が表れていますが、 そのように曲が書けるようになったきっかけとか、より磨きをかけられた原因とかを詳しく説明してもらえるかな?

曲つくりは、部分、部分に書かれた散文的な詩、他の言葉だとショートストーリー(短編)を書くことから始まったよ。その詩自体は、ロンドンに広まり始めた危険性や偏執なものを題材にしたんだ。最初は音楽なんてなかった。そもそも、これを曲にしようかどうかも決めかねてた。

で、当時のプロデューサーに相談したんだよ。そしたら、彼は「それは良いよ。絶対やるべきだ。音楽を一緒にね。」って言ってくれたんだ。

注目すべき点は、僕が詩の中の一部なんだけど、詩の大半をしめている現代社会の風潮も共にあるというところだね。

その時に、僕らはイギリスのソングライターについて話してたんだ。日常のことを、毎日の日々のことをピックアップして、違った形で取り入れて、でも、とてもとても普通の感情や感覚で細かくかいている。一度、その曲を聴くと違った形で聞き入れることができるような曲を書いてる、そんなソングライター達のことをね。

だから、ナヨナヨしたやつとか、うぬぼれた奴は除いて、ポップミュージシャンについても考えてた。日々のことを取り上げて、アートにしていく。そんな感じとも、多少は似ているんじゃないかな。

その“日々のこと”っていうのは具体的にいうと何かな?

イギリスっぽいことさ。天気のことをいつも聞いたり、紅茶がすきで、ビスケットはどこがうまいとか、クソナンセンスなことなんだけど。だけど、それが俺たちの社会のことだ。アイデンティティっていうものかもな、違うかい?

「Saturday Kids」や「That’s Entertainment」は人間が経験するものについて深く掘り下げているけれど、とてもシンプルな表現になっているね。あれは作るのに苦労したかい?

いや、とても簡単だったよ。だって、自分のことだからね。俺はとてもシンプルな人間さ。知的なことなんて、それらには何も隠されていない。あれは20歳やそこらの人間について、俺がみて感じたことについてシンプルに表現したまでさ。どっしりすわって、計画するなんて必要はなかったさ。

「A Town Called Malice」だけど、アップビートで、イントロの後のAメロではマイナーコードから始まってる。メジャーコードとマイナーコードを使った盛り上げ方がとても効果的だとおもうんだけど。

そうだね。それは、俺がビートルズとモータウンサウンドを聞いて育ったからだな。彼らも同じようなことやっているからね。まぁ、この業界の共通のツールって感じかな。

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この「Isle of Noize」にはウェラーの他にもノエル・ギャラガーやジョニーマーなどについても
書かれているそうなので英語ですが、興味のある方は↓でも購入できます。