イギリスの音楽雑誌が30人のアーティストによるポール・ウェラーの30曲『Paul Weller’s 30 best songs』というのを公開しました!
http://www.uncut.co.uk/features/paul-wellers-30-best-songs-68698
時間があるときに少しずつ訳して紹介します。(1日か2日に数曲ずつ、といったペースで。。)今日はその第2弾です。
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29:「GIRL ON THE PHONE」(The Jamの『Setting Sun』に収録)
選曲者:元PULPのジャーヴィス・コッカー
俺はこの曲の歌詞が好きなんだ。「彼女は俺の全てを知ってるなんて言ってやがる。俺の脚の長さから”アソコ”の大きさまで!」
っていう部分が特に。
この曲を聴くまでは、パンクっていうと共同住宅や暴動なんかについてだったけど、この曲は違う。
この曲を聴いて初めて、普通のことを歌っても良いんだって自覚したんだ。
「Girl On The Phone」はパンクの曲なかでも一番笑えるし、一番親しみが持てる曲だよ。
ウェラーはこの曲で自分の生活を歌っていて、
そして、バンドが成功したということは彼がイラついているというも意味するんだね。
その点において、僕は自分の生活を曲にすることに対して、もっと自由だったかも知れない。
まぁ、そんなに大した問題じゃないけど。
僕とウェラーは音楽活動では同じ場所にいたことはないけど、何年か前に、よりにもよって子供の遊び場で
偶然一緒になったことがあったよ。僕は息子と一緒で彼は自分の子供達と一緒だった。
僕らは挨拶を交わして、少し会話をしたんだ。僕は彼がとてもスマートに着こなしをしていたのに感動したよ。
たとえ、子供の遊び場に立っているとしてもね。
僕はポップスターがステージを降りたらフードのついたトレーナーっていう姿を見るのが嫌なんだけど、ポール・ウェラーは
24時間ポール・ウェラーなんだ。その気の使いようは賞賛するよ。
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以上、今回はジャーヴィス・コッカーによる選曲でした。