イギリスの音楽雑誌が30人のアーティストによるポール・ウェラーの30曲『Paul Weller’s 30 best songs』というのを公開しました!
http://www.uncut.co.uk/features/paul-wellers-30-best-songs-68698
時間があるときに少しずつ訳して紹介します。(1日か2日に数曲ずつ、といったペースで。。とかいいながら、久々のアップですみません。)
今日はその第9弾です。
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22:「CHANGING OF THE GUARD」
選曲者:ロバート・ワイアット(元ソフトマシーン)
俺はスタイル・カウンシルにとても共感していた。多くの人は、スタイル・カウンシルがポールがいろいろと手をつけていて、良くない時期だと思っているが、私は過小評価されていると思うよ。メインロードを歩いていない時に、自分がやってきたことの中で最も重要なことが思いつくことだってあるさ。
スタイルカウンシルについては、とても勇敢で”本物の”行動だったと思う。そして、彼は少ないけれどいくつかの”本物の金”を生み出したんだ。「Changing Of The Guard」も、その一つさ。D.Cリーとのドュエットでブラックソウルの音楽を正しくやっているよ。マーヴィン・ゲイとかタミー・テレルのようなね。
ポールの好きなところは、とても英国人なところさ。だけど、俺達はたくさんのアメリカン・ブラック・ミュージックとともに育った英国人だ。とってもナイスな矛盾だろ。でも、彼にとってはとても当たり前のことなんだよ。
あと、スウィングル・シンガーズとか、完全にロックの伝統から外れているようなジャズやクラシカルな分野の人たちとも一緒に仕事をいているのも好きだ。とても、プログレッシブで自由な発想だよね。
彼が俺のレコードをかけたときなんだけど、俺達は適当に座って喋ってたんだ。とてもカジュアルにね。そしたら、突然、「よし!聴こう!」っていって、それから、とても真剣に聞き始めたんだ。そして、少しだけ聞くと立ち上がって、レコードを指でとめたんだ。そして、俺がやっていることに、とても適切なアドバイスをしてくれたんだ。
何故そんなことができるのかは、彼は演奏するよりも、さらに長い時間、いろんなものを聞いているんだ。
だから、ときどきだけど、一緒に何かを真剣にやれるのは楽しいよ。
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以上です。