Paul Weller’s 30 best songs no.26「THE BITTEREST PILL」

(2015年6月24日)

イギリスの音楽雑誌が30人のアーティストによるポール・ウェラーの30曲『Paul Weller’s 30 best songs』というのを公開しました!

http://www.uncut.co.uk/features/paul-wellers-30-best-songs-68698

時間があるときに少しずつ訳して紹介します。(1日か2日に数曲ずつ、といったペースで。。とかいいながら、久々のアップですみません。)

今日はその第5弾です。

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26:「THE BITTEREST PILL」(The Jamのシングル:チャート2位を記録)
選曲者:シェイン・マガウアン(ザ・ポーグス)

初めてジャムを見たのはロニー・スコット(ジャズクラブ)の2階(控室?)だったと思う。
奴らはソウルディスコとかソウルのベスト盤とかジャマイカ音楽のベスト盤とかの輸入レコードをかけてたよ。
あと、パティ・スミスやテレヴィジョンなんかもチョロっとかけてたな。

ジャムは最高だと思ったよ!奴らのスーツ姿!大好きだよ!それからは、RoxyとかVoltexとかハマースミス(ロンドンの駅名)の
Red Cowといったライブハウスで奴らのライブを見たんだ。

どのライブかで、ポールが俺に会釈したんだ。で、俺はアンコールの時にステージに上がったんだ。段ボールのギターを抱えてね!そのギターはピートタウンゼントの「MAXIMUM R&B」のポスターのリッケンバッカーみたいな色が塗ってあったよ。で、一緒に「Heatwave」を演奏したよ!タウンゼントみたいに腕を回しまくった!

「The Bitterest Pil」は、まさしくポールの曲って感じだね。彼自身、そして聴く人に対して挑戦している。スタイル・カウンシルっぽい曲に挑戦したって感じだ。

個人的な感想だけど、スタイル・カウンシルは先をいきすぎていたよ。2人の白人がアクアスキュータムを着てソウルバンドをやってる。誰もが「ポールは何を考えてんだ?」って感じだっただろ。だけど、この曲がそれの「始まり」だったんだよ。

最近、偶然ばったり会ったんだ。ポールが「名誉功労賞」か何かを受賞した式だったかな。一緒に笑ったよ。「もう終わりだな。今すぐ死んで消え失せるしかねぇな」って。これこそ、ロックン・ロールだよ。

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以上、シェイン・マガウアンの選曲でした。