Sonik Kicks track-by-track review no.2

(2012年2月22日)

お待たせしました!
3月発売のニューアルバム『Sonik Kicks』の1曲ごとのレビューの第2弾です。

前回、ご紹介したSonik Kicks track-by-track review no.1はこちらをクリック。

(ネタバレにもなるので何も情報を入れず、アルバムを聴きたい方は読まないでください。)

今日は3曲目と4曲目を。

・3曲目「Kling I Klang」

1~2曲から、さらにドイツの実験的音楽の影響が聞こえてくる。
クラフトワークのような奇妙なバックトラックと
戦前のベルリンのキャバレーを思い起こさせるような爆音メロディー 、
そこに少しだけ西欧の民謡がミックスされた曲。

一聴すると、華やかでお気楽さも感じられるが、
実は中東の戦争について歌ったシリアスな歌でもある。

・4曲目「Sleep Of The Serene」

ストーン・ローゼスの2代目ギタリストで、ウェラーの『22 dreams』でも共演した
アジズ・イブラハムが参加している曲。

全編、インスト(歌なし)で、ウェラーとアジズが、それぞれ別のパターンを
即興で弾いて、そのカオス的なサウンドを繋ぎ合わせ、
そこに弦楽器の美しいメロディーラインがそそがれている。

ジ・ハイ・ラマズのショーン・オハーガンがアレンジを担当。

今日は以上です。