ニューアルバムの全曲レビュー最後の2曲です。
全曲のレビューとまとめたので一気に読みたい方は
こちらをクリックしてください
(ネタバレにもなるので何も情報を入れず、アルバムを聴きたい方は読まないでください。)
・13曲目「Paperchase」
亡くなった人間のための静かな哀歌。
チャクチャクとなるギターに控え目なハーモニーは、
ブラーの『ビートルハム』あたりの楽曲を彷彿とさせる。
ウェラー曰く、ドラムのループ(繰り返し)を使って、あっというまにできた曲。
今ままでになかったような作業だったらしい。
歌詞の内容は、ウェラーの友人だった歌手のエイミーワインハウスと
ファッションデザイナーのアレクサンダー・マックイーンの死から
影響されたものだと思われる。
・14曲目「Be Happy Children」
『ワイルドウッド』の「ムーン・オン・パジャマス」以来となる
子供たちへ歌った曲。 父性愛を感じる。
全曲の中で、 最も心に訴えかけるポップソウルでウェラーの声が生える
6歳になる息子さんのマックと以前紹介したモデルもやる娘さんリアーが参加。
マックのかわいい声もさることながら、リアーの声が彼女の母親で、
ウェラーの前妻であるD.C・リーに似ているのに驚く。
アルバムの最後を締めるのにふさわしい曲である。